アーケード基板 初心者講座 Part.2

家庭でのアーケードゲームの基本スタイル

          コントロールボックスとは

       

上記のようなコントロールボックスは筐体でいう電源、操作パネルなど

がひとまとめになっています。

コントロールボックスから音声、映像を出力するのですが、一番重要な

のが、業務用モニターのRGB信号をビデオ信号に変換するコンバータ

ーが内蔵されていることです。

このコンバーターのおかげでテレビに映し出すことができるのです。

 

    

ゲーム筐体ではRGBモニターが用いられます。これは家庭用のテレ

ビとは規格が違いRGB信号(赤・緑・青)と同期信号・GNDの5本の

信号で映像が映し出されます。これらのRGB信号を上記のようなコン

バータによりビデオ信号に変換されるのです。

高性能なコンバータが内蔵されているので綺麗な画像です。

また、より綺麗なS端子もサポートされています。

コントロールボックスには上記のような電源が内蔵されています。

電源はゲーム基板を動作させるのに必要な4種類の電圧「+5V」

「−5V」「+12V」「GND±0V」がサポートされています。

最近の基板では「−5V」は不要のものもあります。

コントロールボックスの一覧はこちらから

JAMMAハーネスとは

    

●ハーネスとは?

簡単にいうと「ゲーム基板とコントロールボックスの間で電源・映像・

サウンド・操作などの信号を伝達するためのケーブル」ということにな

ります。アーケードゲームにはなくてはならない重要な役割を果たして

います。

 

●ハーネスの歴史

1986年以前はゲームメーカー(各ゲーム)によってハーネスの規格が

バラバラでした。その不便を解消する為にJAMMA(日本アミューズ

メントマシン工業協会)で規格を統一いたしました。これにより現在発売

されているゲーム基板の大半はJAMMA規格でリリースされております

 

JAMMA対応のゲーム基板はコネクター部分に「JAMMA」と表記され

ています。近年登場した新JAMMA規格[JVS」では、エッジの規格

以外にコネクターの複数化、I/O基板、3.3V電源、映像が高解像度

対応などとなっています。NAOMIなどのシステムがこの「JVS」規格に

該当します。

 

●万能なJAMMAハーネス

現在のゲーム筐体のほとんどが、JAMMA規格になっておりゲーム

基板を交換するだけで、どのメーカーのゲームにでも入れ替えするこ

とが出来るわけです。家庭用のコントロールボックスでも同じことで、

コントロールボックスに対応したJAMMAハーネスさえがあれば、どん

なゲームでも出来てしまうわけです。

仮にJAMMA規格でない古い基板の場合、JAMMA変換のハーネス

を用意すればいいのです。NAOMIなどのJVS規格の場合には、JVS

規格をJAMMA規格に変換するコンバータ等も用意されています。

 

●家庭用コントロールボックスのJAMMAハーネス

家庭用のコントロールボックスのJAMMAハーネスは各メーカーにより

コントロールボックスに接続するカードやコネクターの配列や形状が異

なっていますので、コントロールボックスに合ったJAMMAハーネスが

必要になります。また、家庭用の場合には、あまり必要とされない配

線(コインカウンター・サービススイッチ・テストボタン等)は省略されて

おります。

 

●JAMMAハーネス+拡張端子

JAMMAハーネスではボタンは3つまでしか規格化されていない為、

カプコンのストリートファイターUのような「パンチ」のほか大・中・小キッ

クなどのボタンは拡張端子を使って対応しています。これは通称「キッ

ク線」などと呼ばれております。カプコンの格闘系のゲームはこの「キッ

ク線」と呼ばれる拡張端子付きハーネスが必要になることがあります。

またNEOGEOの4ボタンはJAMMAハーネスの「25」[a」を使って対

応しています。このように拡張端子についてはそれぞれメーカーごとに

若干の違いがあります。

 

●麻雀ハーネス

麻雀ゲームの場合には、使用する操作パネルが通常のゲームとは異

なる為、麻雀専用のハーネスが必要になります。麻雀でも通常のJA

MMAで対応できるものもありますが、大半の麻雀基板は麻雀ハーネ

スを使用することになります。家庭用のコントロールボックスに対応し

た麻雀ハーネスもありますので、麻雀ゲームも遊んでみたいという方

は1本用意しておくとよいでしょう。

 

ハーネス一覧はこちらから

    

ゲーム基板とは

   

   

●ゲーム基板    

ゲーム基板には単体の一枚基板のものやマザーボード(システム基板)

とROM(カートリッジ)が別になったものがあります。

SNKのMVS(ネオジオ)、カプコンのCPシステムU、セガのST−V、

タイトーのF3などがその代表的なものです。(左の写真参照)

このほかにもたくさんのマザーボード(システム基板)が存在します。

これらの場合にはROM(カートリッジ)だけを購入しても遊ぶことは出

来ません。必ずROMに対応したシステム基板(マザーボード)が必要

になります。

逆を言えばマザーボードを持っていれば、それらに対応したROM(カー

トリッジ)を購入すれば違うゲームも遊ぶことが出来るわけです。

このあたりは家庭用のゲーム機と同じような感覚です。

ゲーム基板は1枚¥1,000位からあります。

 

●基板の取り扱い方

ゲーム基板はむき出しのままなので少々取り扱いが面倒だと思われが

ちですが、さほど気にすることはありません。基板は静電防止のエアキ

ップで保護されていますので、そのままハーネスの部分だけ口を開けて

おけば大丈夫です。保管する際は、重ねずに縦置きがいいでしょう。

とは言っても衝撃を与えたりすると壊れますので丁寧に取り扱うことが

原則です。(写真は麻雀基板)